アドラー心理学の子育て本『アドラー式「言葉かけ」練習帳』の読書マインドマップ

以前ベストセラー『嫌われる勇気』を読んでアドラー心理学というものを知ったのですが、特に印象深かった事柄が以下の二点。


【課題の分離】自分の課題と他者の課題を切り分けて考える。問題が起こった時、まず「これは誰の課題なのか?」を明確にする。他者の課題は介入せず、自らの課題にのみきちんと向き合う。よく言う 人は変えることができないが、自分は変えることができる。と同じかな?


【ほめず、叱らず、l(私)メッセージで伝える】アドラー心理学では褒めても叱ってもいけないらしい。なぜならこの2つの行為は上下の関係によるコミュニケーションだから。親も子も一人の人間。横の関係、対等なコミュニケーションとして「あなたが〜してくれて、私はうれしいよ。」のような、私が主語の言葉で自分の気持ちや感謝の気持ちを伝える。

アドラー心理学では、このように人に感謝を伝えることを"勇気づけ"と呼ばれる。


今回のマインドマップは、子育てにおける"勇気づけ"の言葉かけをメインに書かれた本の読書記録です。

アドラー式「言葉かけ」練習帳』原田綾子著

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この本は子育て中の言葉かけが場面ごとに具体的に提案されていて、練習帳=実践本な内容でした。

"子どもの課題は基本的には親は介入しない。"と人間関係の章で述べられているのですが、アドラー心理学の【課題の分離】のことかなと興味深く読み進めていくと...兄弟げんかも基本的には子どもの課題になるとのこと。

毎日毎日ない日がないぐらいに起こる兄弟げんか。小さなものから大きなものまで。どうしたもんじゃろね〜と対処の仕方に毎回戸惑う。

 

●好ましくない行動はスルーする。スルーとは、子どもを信頼し援助する気持ちがあるけど対象を注目しないこと。

●ケンカは大切な学びの経験。人間関係の基礎を学べる良い機会ととらえる。

 

著者が提案する上記の対応。これから兄弟げんかが起きた時に役立ちそうなので心に留めておきたい。

思い通りにいかないことが多い子育て。子どもの課題と自分の課題をキチンと分けて考える【課題の分離】を意識する。それだけで今より心穏やかに過ごせるかもしれない。